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【新のワーケーション】実施してみてわかった!ワーケーションは大企業のただの福利厚生ではない


ワーケーションとはワークとバケーションの造語。コロナ渦により加速した新しい働き方。有名なのは南紀白浜でセールスフォースが事務所を構えていろんな取り組みを行なっている。ゴールデンウイーク家で仕事をしようかとしていたところ、Clubhouse経営730の島田由佳さんにお話を聞きし、実際にワーケーションをやってみた。結果と共感出来る点をまとめた。

 

ワーケーションで教えてもらった大切なポイント、気づいた視点は下記の3

 

    ワーケーションは仕事が目的である

これは島田由佳さん(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社)から教えていただいた、最初の大切なポイント。面白いのはネットで調べると、休暇中にちょっと仕事をするのがワーケーションと全部逆の定義となっていることが面白かった。どちらが主か?これは実際体験してみてわかった。島田さんが言っていることが正しいことが、わかった。なぜならば、ワーケーションは働く人のパフォーマンス向上やストレス低減に効果があり、会社に積極的に取り入れないと「損」であることがわかったから。もっとも、バケーションが主であるならば、なにも積極的に旗を振る必要もない。仕事であると、目的を明確に打ち出すことで、会社として積極的に関わる必要があることが明確になる。また、仕事を主体とすると、言い訳が立ち実施しやすい(笑)。これは大きなポイントだと考える。

    ワーケーションのメリット

NTTデータ経営研究所のJTBJALの共同で実験したデータが面白い。https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/200727.html

大きく3つある。一つ目はパフォーマンスが20%増加し、ストレスが37%も低下した実験結果がでた。特筆すべきはこの影響はワーケーションが終わってから5日間持続することである。この話を朝会でシェアしていたところ、才女川口三枝子氏から「ワーケーションの効果は終わってからだけではない。行く前からのワクワクもある。」ことを教えてもらった。たしかに、女性にとって旅行に行く前のワクワクは妻を見ていてもとても楽しそう。そんなことを考えたら、何日その効果があるのか計り知れないと感じる。社員一人当たりのパフォーマンスが20%向上し、行く前、実施期間、帰ってきてからとその効果は継続する。それでも御社はリスクを心配してワーケーションの実施を見送りますか?

    文豪はワーケーションを実施していた

川端康成は湯本館で「伊豆の踊子」を執筆した。ワーケーションという言葉もなかったし、ワーケーションの効果測定データを見なくても、自然とワーケーションをやっていた。結果として、世の中にインパクトをもたらす作品を生み出すことが出来た。塩沢論的に(?!)少し極端な言い方をすると、世の中にインパクトを与えるような、仕事のアウトプットはワーケーションをしないと生まれないのではないかと言うことである。

まとめ

こんな話をすると、絶対に「うちには無理」「管理はどうするの」「リスクがねえ」との意見が出るのが目に見えている。そこでもう一度考えて欲しい。①番の定義をワーケーションは仕事が目的であることを。福利厚生の一環、離職率の低減は目的ではない。目的は仕事のため、すなわちパフォーマンスの高い仕事、たとえばアイデアを要求する仕事、世界をワクワクさせるようなコンテンツを作り出す為には、ワーケーションは必須なのではないだろうか。

川端康成の時代はインターネットがなかった。また、コロナ渦により、仕事は会社に「集合」するのが当たり前の世の中から、「抜本的に働き方を見直す」環境に置き換わりました。さあ、環境は整いました。それでも御社は出来ない理由を一生懸命考えますか?

最後に島田由佳さんありがとうございました。

 

 

#経営730

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コメント: 1
  • #1

    長谷川哲也 (土曜日, 07 5月 2022 09:59)

    すばらしい視点、やってみないとわからない体験があって、みごとなコンセプトだと思います。地方在住のコンサルの方が東京で次から次へと成果をあげているのにそんなにガツガツしていない、そんな姿を彷彿とさせられました。私には残念ながら田舎がありませんが、関係先の旅館などにも相談して、弊社スタッフにもワーケーションを取り入れてみようと思います。