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アクティブリスニング

 赤羽雄二さんが推奨しているアクティブリスニングを実践してみて、効能を想定以上に実感しています。「アクティブリスニング」の良いところは①問題の発見が出来る。②問題が早期に発見できるので素早く対処出来る。③部下との信頼関係が復活し、部下のやる気がよみがえる。対外的な職業はと聞かれると、「経営コンサルタント」と答えているが、一番難しいのが冷え切った現場の雰囲気をどう変えていくかということになる。その中で赤羽雄二氏が提唱している「アクティブリスニング」が活躍することになります。

 実施方法としては全社員とヒアリングを行なった。時間は40分~1時間程度。事前に「業務改善を目的としています。」「わからないことが多いので教えて下さい」とお伝えしました。そうしたところ、予想以上の意見が沢山でて、その中には自分が見逃していたポイントが数多く発見することが出来きました。

 アクティブリスニング中の注意点としては

①自分の話をしない。

②相手の意見を遮らない。

③相手をコントロールしようとしない。

④徹底的に聞く。

⑤相手に感心を持つ。

⑥質問できるように聞く。

 以上のことが注意点となります。姿勢としては気持ちを共感することがうまくいく秘訣であるように思えます。①と②の自分の話をしない、相手の意見を遮らない、については社長をやっていらっしゃる方にとってはとても大変だと思います(笑)。目的意識をもってヒアリングに望んで下さい。目的は問題の発見と人間関係の修復です。どんな意見であろうと途中で遮られ、批判されれば部下は二度と本音で話すことはなくなります。③多く会社で実施されるヒアリングは会社や社長の目的があって実施されると思います。その中には部下のコントロールが含まれています。しかしながら給料払っているから、こちらの意見を聞いてねでは、ハイと言っても本心は変りません。まずは人間関係の構築を優先することが大切です。④徹底的に聞くはくどいようですが徹底願います。良く、部下の話を余り聞き過ぎると会社なんて潰れると思われている方も多いかと思います。時に明らかにおかしなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。その場合は意見を遮るのではなく、「どうしてそう考えるのかわからないので教えて下さい。」と伝えましょう。部下に考えてもらうことで考え方を見直すきっかけにもなります。⑤相手に感心を持つは難題ですね。人間誰しも好きな人、苦手な人はあると思います。私にも正直います。どうしても関心を持てない人に対してはどうするか?答えは自分が人間観察のプロになったつもりで相手を観察することです。そこに私情は関係なく、なぜその考えに至るのかを研究員になったかのように分析してみることです。このやり方結構役立ちます。⑥質問できるように聞くは「はいはい。聞いてます。」ではなく、どこで質問しようかと考えながら聞くことで、相手の話を頼深く聞くことが出来るようになります。

いかがでしょうか?以上がヒアリングで重要なポイントとなります。実施には時間と手間はかかりますが、結果的には有り余る効能が発揮されます。是非一度試していただきたいです。