今までどんな面接をしてきただろう。あらかじめ用意したフォーマットに沿って、質問を繰り返していく。その受け答えの内容で2時面接に進んだり、筆記試験に進んだりしたりする。間違ってはいないと思うが、前提は全て当社が人気企業であり、募集すれば働きたい人が集まるという企業である。
では、募集してもなかなか集まらない企業はどうするか。募集の集め方は本論から外れるので割愛するが、今回は運良く面接までこぎ着けたお話をしたいと思う。こちらの目的(戦略)はどうだろうか?良い人間であれば採用したいことだと思う。焦る気持ちからついつい根掘り葉掘り、質問攻めにしてしまう。実際私もそうだった。
だが、相手側からはどう見られているか考えてみるとどうだろうか?給与面では他の会社と似たり寄ったり。2~3社面接して、条件や雰囲気の良い会社に行こう。本当のところの待遇面や会社の雰囲気をつかみ取りたいなと考えているかもしれない。あなたは面接しているつもりでも、あなたの質問口調や態度から会社や人間関係をつかみ取ろうと必死になっていると思う。
こちらの対応としては4つの注意点がある。
①面接官以外の社員が待っている時に気遣いの言葉をかける。
面接を始める前から勝負は始まっている。全社員に今日面接があることを伝えて、会社はあなたを歓迎している姿勢を態度で表す。具体的にはすれ違う社員が積極的に「面接ですか?今担当を呼んできますね。」などと声をかける。
②圧迫面接をやめる。
上から目線は論外。少ない時間で全部聞こうと思わない。聞こうと焦るあなたの余裕のなさが相手に伝わり仕事が始まっても、こんな上司に仕えるのかなとがっかりしてしまう。余裕をもってにこやかに接する努力をする。
③質問よりも話を聞き出す。
質問をしたところで、マニュアルに沿った答えが出てくるだけ。相手に興味を持って話を聞き出す姿勢が大切。話をきいてもらっていることが伝われば、ようやく本音の話が始まります。
④知りたいことを伝えてあげる。
面接を受けている側からは聞きずらいことが沢山あるのは事実。こちらから答えてあげましょう。残業がどのくらいあるのか?実際の社員の方を例におおよそのことはこちらから切り出せば、そんな会社は他にないので会社に興味を抱くはずである。
あなたは面接をしているようで実際は会社の代表として面接されているとも言えます。相手への関心、興味を持って面接に臨んでいますか?
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