経営基礎学のすすめ
東海林一義さんのスカッとマイツール教室に参加した。マイツールはリコーが開発したデータベースとワープロを融合したようなソフトで、MGの先輩方は日常で使われている方が多い。そのマイツールを利用するにあたって、西先生の書籍をしっかりお読みになって、かつマイツールに詳しく、かつ商売に役立てていらっしゃる、東海林さんの講義を聴くことになった。
マイツールの勉強と思いきや、一緒に聞きに行っている、マモさんもおっしゃっていたように、その内容は経営の基礎の講義だった。その内容がまた素晴らしかった。今回は利益感度分析のお話をMGの第4表を詳しく解説し、実務ではマイツールをこのように使うという解説であった。
抜粋した教科書がまたよかった。今ではお目にかかることのできない、絶版となった西先生の名著から、東海林さんの琴線に触れた個所を差し込んでいただいた。
その中で「経営基礎学のすすめ」があった。
西先生があなたの専門はと聞かれた際、ぱっと答えられず、考えたのは「経営基礎学」が専門ではないかと考えたそうです。西先生は英語が好きで、中でも中学の基礎英語が好きだったそうです。それをみこまれて、ある時ほかの教科は優秀でも、英語だけができない女子高生の家庭教師を頼まれたそうです。西先生はゆっくりと徹底的に基礎の中一の「ジャックアンドベティー」を教えたそうです。
その後は成績は回復。
バイオリンの鈴木メソッドしかり。ノーベル賞受賞者も基礎研究が重要とよく言われている。教育には派手さもないし、時間もかかるが、身に着けると効果は絶大。
西先生もMGの第1期を大切にします。何回やっても1期は繰り返し。新しい学問もある。でも変わらず繰り返される学問には何か深い真実があるものだと気づかされました。
私も基礎を大切にしていきたい。
東海林さんありがとうございます。
西順一郎著「知的戦略の展開」より
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